水回り補修　事例1

　本日は排水桝の掃除を行いました。排水桝は点検や掃除が出来る様に桝内に油成分が貯まる仕組みになっています。１年に１度、排水桝内の掃除をして、油成分を取り除けば、詰まる事はありません。

ですが、入居以来、掃除どころか、詰まる事すら知らないご家庭の方が多いのではないでしょうか？
（本日のお客様は予防のお掃除でした）

　枡内はそんなに汚れていませんでしたが、道具を奥まで入れてゴシゴシやると、固形の物体が何個も流れてきました。人間でいうところの、血管についたコレステロールみたいなもんですかね？大物が取れる度に、「フフッ」とほくそ笑みながら作業すること30分。汚れが出なくなったので終了しました。（ちなみに作業と撮影を一人で行っているので、シャッターチャンスを逃しまくり、小物しか撮影できませんでした。）　

　　キッチンの詰まりを取ってきました。お客様曰く、水を流して10秒もしないうちにシンクに水がたまり始めてくるとのこと。何かが詰まっているので見てほしいというご依頼です。試しに水を流して見ると、なるほどその現象が再現されました。

　水がたまり始める時間からしても、詰まりは下ではなく、上の方だと分かります。そこで上から器具を入れて調査すること数秒、「おっ？」と思った途端にボコッ！と手ごたえがあり、さーっと水がはけていきました。

　結局何が詰まっていたのか分からなかったのですが、水が流れるようになって一件落着。ちなみにこちらはリピーターさんのお宅でして、前回別の作業で訪問した時は、半日掛かっただけに、到着してから3分以内に仕事が終わってしまったので、なんだか申し訳ないような変な気持ちになってしまいました。　

　洗面台の入れ替えをしました。水栓の吐出口からぽたぽたと水が漏れるようになってしまったとのこと。こういう場合、混合水栓の中のカートリッジと言う部品が劣化しているのでカートリッジ、あるいは水栓ごと交換をします。

　ですが、今回は壁から金具が出ているタイプで、こういうタイプの場合ここの部分だけを交換することができず、洗面台ごとの交換となりました。（もし洗面ボウルの上に穴が開いていたならば、そこに乗っける形で金具の交換もできたのですが）　

　全交換となると、お客様のご要望は5つございました。①ボウルまでの高さ75㎝　②巾60㎝　③容量の大きなボウル　④小物を乗っける棚が欲しい　⑤ボウルは陶器製。ＴＯＴＯとリクシルのカタログの中から選んでいただき、最終的にボウルの大きさは前のモノより小さくなりましたが、それ以外の条件を満たす上記のもので注文を頂きました。

　私自身は洗面台は手を洗うという点において、特段意識をしてきませんでした。ですがお客様の洗面台を吟味するお姿を拝見して、やはり水回り設備は女性にとって特別なものなのだなと改めて感じた次第です。とても喜んでいただけて良かったです。